18世紀ボヘミアガラス

18世紀のグラスをご紹介。

雲の中から手が現れ、草を持っている様子をエングレーヴィングで描いたグラスです。

これは1つの表現方法として古くから使われていたようで、手に持つものは様々なパターンがあります。

このグラスに描かれているのは草、これは種子を意味するそうで、恐らくは安産や子孫繁栄などを願ったものではないかと思います。

グラスの素地は北ボヘミアの典型的な形です。シレジアのような細かく正確な彫ではないので、どちらかというと彫りもボヘミアかなという感じです。

全体に気泡が攪拌され、雰囲気があるグラスです。

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